アホウドリ → オキノタユウ
小さなころから生き物が好きで、子供の頃の夢は獣医さんになること
しかし、今は獣医ではない
これには深い理由が
足りなかったんです、
学力が
分類学
分類学という学問がある
ルーツであったり、骨格であったり、DNAであったりいろいろな特徴から生き物を分類する学問
一見すると、その重要さは伝わりにくいが生物を研究する上では非常に重要な分野のひとつ
よく聞く
○○目 〇〇科 ○○属
なんて分類をしている学問
研究が進むにつれその分類は更新され、呼び名も大きく変わったこともあり
昔は
食肉目
と言われたものが
今では
ネコ目(食肉目)
になっている
なので、ネコ目イヌ科なんてものも存在する(大人だからつっこまない)
つまり漢字では伝わりづらいから、身近な生き物に置き換えてわかりやすくしたんでしょう
そして、
ミズナギドリ目の中に
がある
ゴルフ
プロゴルファーの松山英樹さんが日本人男子選手として歴史上はじめてマスターズを制覇しましたね
感染症の影響で世間が暗くなっている今、とても明るいニュース
職場でもその話題でもちきりでした
ゴルフをやったことがある方はご存じのことですが、ゴルフでは鳥の名称が使用されています
ルールの話になってしまいますが、
ゴルフのコースには、コースごとに
「このコースはこの回数、球を叩いてカップにいれてねー」
という基準があります
そして、その打数をパーといいます
なので、「このコースはパー5ですよ」と言われた場合、5回球を叩いてカップに入れたらスコアがプラスマイナス0ということになります
そして、その基準の打数より
1打少ない打数でカップに入れることを
バーディー:小鳥
といい
2打少ない打数では
イーグル:ワシ
そして
3打少ない打数を
アルバトロス:アホウドリ
と言います
ちなみにゴルフでアルバトロスなんて滅多にありません
あったらニュースになるレベル
鳥に例えるのは、打った球がきれいに飛んでいくからでしょうか
実際に、アホウドリはバタバタと羽ばたくことなく大きな羽を使い優雅に風を捉えて空を滑るように飛びます
見たことのない人は一度見ることをお勧めします、一度飛ぶ姿を見ればー3のスコアをアルバトロスということに納得ができます
アホウドリ
では、なぜそんな優雅に舞う鳥を
なんて呼び方をするのか
アホウドリは飛んでいるときとは反対に、地上では緩慢な動きをします
なので、繁殖をする際は他の動物が侵入困難な絶海の孤島に集まる
そしてそこに侵入したのが、人
動きが緩慢なうえ、これまで天敵に襲われていない生き物が人に襲われるとどうなるか
結果、絶滅寸前まで狩りつくされました
そして、逃げずにただ狩られていく鳥をみて
「全く逃げない阿呆な鳥だ」と言い
アホウドリと名付けたとのことです
ちなみに、私は生き物が生き物を狩ることは自然の道理だと思っています
が、何かを卑下するような名称で呼ぶことは好きではありませんね
昔から資源を守ってきた、自然とうまく共存しながら生活してきた
などと言う人もいますが
そうなのかもしれないけど、たまたま生き延びることができた生き物がいて、たまたま残った自然があっただけなんじゃないかな
なんて思ってしまいます
呼び名
アホウドリには地方によっていろいろと呼び名がある
アホウドリなんて呼ばれる前から、呼ばれていた名前もあり
その中のひとつに
オキノタユウ
という呼び方があります
漢字にすると
沖の太夫
沖に住む美しい鳥・立派な鳥
という意味だそう
変な名前で呼ばれる前から、ちゃんと実物を表現した素敵な名前を持っていたんです
他にも地域ごとに由来のある呼び名もあり、数ある呼び名のなかで、アホウドリが正式名称になったのがなぜなのか
変えない
名称を正式に変えようとする動きはずいぶん昔からありますし、名称を変える権限のある組織やかかわっている人たちも必ず耳にしたことがあること
しかし、名前を変えない
なんで?
名前変えるのは面倒な業務に分類されてるんですかね?
お金にならない仕事だからしないのかな?
とにかく、アホウドリという品のないら呼び名への理解は広がって欲しいです
他にもあるんですかね
使うからには由来を知っておいた方が良い言葉はたくさんあります
有名なものだとサイパンにある
とかですかね
そして、自分が普段使っている言葉のなかにそういった言葉があるんじゃないかなと心配になりますが、
きっとあるでしょうね、いくつになっても知らないことはたくさんありますし
他のいろいろな物事と同じで
大事なのは知ろうとすることと、知った後にどうするかなんでしょう